ガッチ祭り 開催！ １０月２３日（日）
2022-10-05
■松江市島根町の奇祭「ガッチ祭り」について■
１０月２３日（日）午前１０時頃から午後６時頃まで、松江市島根町野波の日御碕神社で、奇祭「ガッチ祭り」が行われます。
白装束に黒帯をしめ、赤い布きれで顔面を覆った異様な出で立ち（近年は様々な鬼の面や獅子頭の面をかぶる）の「ガッチ」が、ワラを編んだしめ縄のような「シッボ」を持ち、「ヘー、ヘー」と奇声をあげながら、地区の子供達を追いかけ回したり、怖がらせたりするお祭りです。
「シッボ」で叩かれたり、獅子頭の面の「ガッチ」に頭を噛んでもらうと無病息災となると言い伝えられていますが、秋田の「なまはげ」を思わせる独特のお祭りは、子供達にとっては１年で一番恐ろしい１日となります。
本来「ガッチ祭り」は、「祇園社神幸祭」のことです。島根町野波の権現山にあた日吉神社が、明治４２年に今の氏神の日御碕神社に合祀されたのを期に、氏子が安らかに暮らせるように、農作物が豊かに実るようにと「神幸祭」が行われるようになったといわれます。日吉神社に祭ってあった神様が１年に１回、元の地へ里帰りされる神事がこのお祭りで、この前ぶれをし、通られる道を清めるのが「ガッチ」ですが、いつのまにか道ばかりではなく地区内を歩き回るようになり、現在のような奇祭となったようです。
