自然美の景勝「桂島」遊歩道の海さんぽ
海岸ぶらりコース（桂島1周）
桂島は加賀港から神崎橋でつながる周囲約 2km の小さな島「桂島」には自然景観を楽しむための遊歩道も整備され、自然美の景勝を楽しむことができます。近年はジオパークの学習の場として再評価され、様々な溶岩の形態が鑑賞できる貴重なスポットとして人気があります。
- ❶神崎橋
- 桂島の入り口で加賀港と島を結ぶ橋。潮の香りが迎えてくれます。
- ❷築堤
- 桂島と櫛島を結ぶ江戸時代に人力だけで造られた大型の防波堤の石組がよくわかります。
- ❸防波堤／灯台
- 本格的な釣り人からファミリーまで多数の釣り人が訪れます。潜戸が良く見えるスポットでもあります。
- ❹櫛島 東側展望デッキ
- 堤防の袂から急な階段を上がると日本海が広がります。遊歩道から見下ろすと「築堤」や桂島の形が良くわかります。展望デッキからすぐの休憩所で一息。外湾を一望できます。
- ❺桂島ビジターセンター
- 桂島の海水浴場とキャンプサイトに程近いところにビジターセンターがあり、桂島マリンスポットの中心です。
（夏期：休憩所、シャワーあり）
- ❻桂島 西側展望デッキ
- 桂島の遊歩道は海を目の前にしながら島の外周をゆっくり回れるのが特徴です。展望デッキからは広大な日本海が広がり、夏から秋にかけての日本海に沈む夕日は絶景です。
潜戸神話や歴史スポットさんぽ
歴史ぶらりコース（加賀街並み散策）
加賀潜戸遊覧船の乗船に合わせて潜戸内にあった潜戸神社（現加賀神社）は近畿様式の狛犬や松江の藩港であった時代の舟問屋などから寄贈された舟絵馬などが保管されています。加賀郵便局に向かう川沿いには当時の面影が残る家並みや應海寺庭園内にあるミニ八十八箇所めぐりなど天気が良ければ散歩してみてください。
- ❶加賀の赤瓦の町並み
- 加賀は江戸時代、松江藩の藩港として、また海運貿易の拠点として人や物資の流通が活発に行われました。当時の繁栄が町の所々に見られ歴史のロマンの香りを感じます。
- ❷應海寺（八十八ヶ所霊場）
- 南北朝時代（1336年頃）に建立された臨済宗南禅寺派の寺院。裏山には四国八十八ヶ所霊場の1番～88番までの寺院から石を持ち帰ったと言われる霊場があります。春の桜や椿、巨大なソテツや紅唐子（べにからこ）も有名。
- ❸加賀城址を望む
- 楠木正成の子孫、加賀左馬頭正栄（橘三郎正栄）によって應海寺裏山の弥山（みせん）山頂に築かれた加賀城。尼子と毛利の戦いの舞台となった歴史に思いを馳せてみてください。
また、近くを流れる澄水川（しみずがわ）は島根名水百選の一つで初夏にはホタルを見ることもできます。
- ❹加賀神社（潜戸大神宮）
- 出雲風土記では佐太大神の母神キサカヒメノミコトをお祀りした加賀神社（潜戸大神宮）は新潜戸（神潜戸）内にあったものを現在の場所に移したと言われています。海上安全の神様として広く信仰され、大阪の廻船業者などより奉納された船絵馬など8点を見ることができます。
